今回のテーマは『コントラバスの弦について。どんな弦を選んで使用している?』です。
エレキベース同様、コントラバスにも様々な種類の弦が存在します。
太さの違いは勿論の事、素材の違いやそれらによって生じてくる用途の違いなど奥が深い世界の一つです。
例えばエレキベースには使用されない「ガット弦」という弦があります。
ガットとは羊の腸を意味するのですが、現在広く使用されているスチール弦(鉄)とは異なる独特の音色に衝撃を受けたのを覚えています。
しかし先生曰く「非常に高価だし、すぐに音程が狂う」と、初心者向きでは無いようでしたので結局使用した経験は無いのですが(;^ω^)
そんな癖のある弦からオーソドックスな弦まで、幅広い選択肢の中から初心者の私はどんな選択をしたのか?
そして使用感はどうだったのかをご紹介していきたいと思います。
使用した経験のある弦の紹介
スチール素材の弦だと20,000円前後の価格帯となってくるコントラバス弦ですので、少しでも選択の参考になれば嬉しく思います。
ダダリオ ヘリコア ピチカート
これはコントラバスを購入した際、既に張ってあった弦になります。アメリカ製のようですね。
その名の通りピチカート(指弾き)に特化した弦であった為、ジャズのような指弾きをメインに演奏する際には問題無く使用できます。
しかしアルコ(弓弾き)は要注意です。
本当に音が出辛く、特に一番太いE弦は殆ど初心者の私には発音出来ませんでした。
レッスンで先生にも弾いてもらいましたが、「かなり弾き辛い」との評価だったので、半年も経たない内に交換してしまいました。
私の場合、まずはアルコから練習に入っておりましたので、少しタイミングが悪かったですね。
アルコ向き、ピチカート向きと弦の性格を知る良いきっかけとなりました。
ダダリオ ヘリコア ハイブリッド
次に使用したのが同じくヘリコア。しかし今回はハイブリッドという弦です。
ハイブリッドはアルコもピチカートも両方対応している弦で、交換した事によってアルコの演奏性が大きく向上しました。
ピチカートも歯切れある感じの音で、ジャズにも対応出来る素晴らしい弦という認識です。
特に問題無く弾き込んでいったのですが、1年経過しない内にザラザラした感じを覚えました。
演奏頻度等、個別的な事情はあるかと思いますが、色々な書き込み等で「ヘリコアは寿命が短い」との意見を見る事があり、実際私もそのような印象を持っております。
しかし演奏性はとても良いと思いますので、アルコとピチカートを両方弾かれる方にはお勧めか思います。
ダダリオ ヘリコア オーケストラ
トマスティーク スピロコア ミディアム
先生からの勧めで現在使用している弦になります。ジャズを演奏する方には定番の弦みたいです。
実際音の伸びもあり、個人的にジャズっぽい音色という印象を持っています。
非常に弾きやすいですし、耐久性にも問題があるようには感じておりませんので、今後も使い続けていくつもりです。
まだ4種類しか使用経験がありませんし、価格もエレキベースと比較すると非常に高価なので使い慣れた弦を変える事に対して抵抗が強いのですが、他の弦にも興味があり…難しい所ですね。
色んなベーシストの方にお会いして、弦の使用感について情報交換も積極的にしていきたいと思います!
まとめ
今回は『コントラバスの弦について。どんな弦を選んで使用している?』というテーマでお送りしてきました。
・スチール弦、ナイロン弦、ガット弦と素材による音色変化をから使用する弦を選択してみるのも良い。
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