今回のテーマは『書きソロで五線譜にアイデアを!じっくり考えるベースソロ構築方法』です。
これまでにもベースソロについて何回かご紹介をさせて頂きました。
いずれもレッスンで先生から教えて頂いた方法で、私自らも実践してきている方法なのですが、更に別の方法もご紹介させて頂きたいと思います。
五線譜にソロを書き出してみる
レッスンに通われている方、ネットや本の情報を基に独学で練習されている方。
練習方法は様々かと思いますが、こんな悩みを持っていらっしゃる方はいませんか?
ソロアプローチについて理解を深めてきてはいるけど、実践ではなかなか引き出せない…
かつて私もこのような悩みを持っていた事があります。(むしろ今もなのですが…。)
私の場合、原因はアウトプットの時間が短すぎる事による経験値不足によるものなので、つべこべ言わずに弾く量を増やしていくのが解決策ではあったのですが、そうは言ってもカッコよく気持ちよくベースソロを弾いてみたいと思うのも本心。
モチベーションアップの為にも何か方法は無いかと先生に相談した所、提案されたのが五線譜にソロを書き出してみるという方法。
「書きソロ」と呼ばれるものでした。
書きソロのメリットは?
やはりアドリブでソロを紡ぎ出す事が一番望ましい方法なのですが、書きソロにもメリットがあると思います。
2~3コーラス分のストックを持っていればセッションでもソロパートを楽しむ事が出来ます。
また即興的に紡ぎ出したソロではありませんが、自分の手で生みだしたフレーズには違いありませんから少なからず初心者の方にとっては自信には繋がると思います。
必要なスキルは?
但し誰でもすぐに出来るアプローチでは無く、少なくても下記のスキルは必要となってくるかと思います。
理論を勉強してきた方や過去にクラシックや吹奏楽等で音楽の基礎を鍛えている方向けの方法でしょうか。
読譜力を始めとした楽譜に対する知識や理解
五線譜に書き出す作業をするわけですから、当然楽譜のルールが分かっていないと出来ません。
適切な音を選択出来る音楽理論の知識や耳
でたらめに出す音を書き込んでも、楽曲が破綻してしまうようなかけ離れた音ばかりではソロが成立しません。
適切な音を選択出来る知識や耳が必要になってきます。
表現する為の演奏力
書けたのは良いけど弾けないでは意味がありませんので、相応の演奏力が必要になってきます。
書きソロのデメリットは?
アドリブジャズの醍醐味は音による会話だと思います。
その点で考えますと書きソロは一見するとセッションを成り立たせているように見えて、実は他のプレイヤーとのキャッチボールが出来ていないんですよね。
これは勿体無い事だと思いますので、あくまでも書きソロは一つの手段として捉えておく事が良いかと思います。
まとめ
・書きソロだけに頼ったソロは一方的な演奏となりがち。他のプレイヤーの理解や協力が得られて成り立つ事を念頭に置いておく。
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