今回のテーマは『コードトーンソロを更に発展!転回形を利用したソロ構築方法について』です。
以前コードトーンを使ったベースソロの練習方法についてご紹介させて頂きましたが、今回は更にその内容を発展させたものとなっております。
この方法も私がレッスンで習った内容になっておりますので、実践的です。
ベースソロの一つの選択肢として是非参考にしてみて下さい。
コードトーンを把握する
まず大前提として各コードの構成音であるコードトーンが把握出来ている事が必要です。
前回の記事と併せてご覧頂きますと、より理解しやすいかと思います。
このあたりがまだ「苦手だ」と思われている方は一旦集中して練習する事をオススメ致します!
私も当初はスタンダード曲で頻出のF、B♭、E♭等のキーの曲で練習をしました。
コードの転回形を把握する
転回形という用語を聞いた事はありますでしょうか?
コードのルートとなる音以外の音を最低音(一番下)とする和音配置の事です。
「C7」を例に説明します。
コードはルートとなる「C」から始まり、その上に「E」「G」「B♭」と重ねていきます。
しかしこの順番は変更する事が出来ます。
構成音の最低音は変わっていますが、全て「C7」のコードトーンです。
これが転回形と呼ばれるものです。
色々なサイトやWikipedia等でも詳しい解説がありますので参考にしてみて下さい。
転回形を使った練習方法
転回形の意味が理解出来たのであれば、後はひたすら練習です。
まずはゆっくりでも良いので確実にコードトーンを追っていくようにします。
1度をルートとするコードトーンアルペジオ(分散和音)は弾けても、意外とルート音を3度や7度に変えると弾けなくってしまうかもしれません。
しかし地道に練習を継続していくと弾けるようになるのは勿論の事、更にコードの構成音を立体的に捉える感覚が育ってきます。(この表現は先生からの受け売りなのですが)
そうしますと単調な練習なのに、何故か音楽的な感じを覚えて楽しくなってきます。
この感覚はコードトーンを構成している「3度」と言う間隔が非常に音楽理論上重要な関係であると言う事に起因しているんだと思います。
フリーテンポでゆっくり弾けるようになりましたら、次は8分で等しく弾いてみる練習をしてみて下さい。
テンポ100位でスラスラに弾けるようになれば、立派なベースソロが完成しているはずです!
休符を入れたり、3連符で弾いてみたりすれば更に表現が広がります。
まとめ
今回は『コードトーンソロを更に発展!転回形を利用したソロ構築方法について』というテーマでお送りしてきました。
・8分で等しく弾く事を中心に、休符や3連符も取り入れる事でコードトーンだけでも十分なベースソロが取れる。
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