ジャズでもアルコって必要?弓弾きを習って感じたメリット

練習・レッスン

今回のテーマは『ジャズでもアルコって必要?弓弾きを習って感じたメリット』です。

コントラバスの奏法にはピチカートと呼ばれる指弾き奏法以外にも、アルコと呼ばれる弓による奏法があります。今回はそんなアルコについて書いてみたいと思います。

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ジャズでアルコは不要?

一般的にアルコはクラシックでメインに使われる奏法であり、ジャズの場合はピチカートをメインに演奏される事が多いという印象ですが、ジャズにおいてもPaul Chambersのようなソロでバリバリの弓弾きを披露するプレイヤーも多くいる為、アルコ奏法は結構使われていたりします。

しかし一般的にベースのウォーキングラインを始めとして、ジャズではピチカートにて演奏される事が多いので、レッスン時に「アルコの練習は結構です」と遠慮してしまう方もいるそうです。

でもそれは…もったいないです!!(; ・`д・´)

確かにジャズをメインに演奏する方にとっては、アルコの練習時間をピチカートに充てたいお気持ちも良く分かります。しかしアルコを学ぶ事は、結果的にピチカートの実力向上に大きく役立ちます。

アルコとピチカートの違い

アルコとピチカートの違いの一つに「出せる音の長さ」があります。
ピチカートは弾いた直後に音が減衰しますが、アルコは弓を動かし続けている間は音が出続けます。

と言う事は、音程を確認しやすいのはどちら?となった場合、アルコに軍配が上がります。
私もアルコ奏法でコントラバスのレッスンを開始しており、ロングトーンで一つ一つの音を丁寧に聴きながら音程を把握した経験があります。

音を出すのに「弓」という物を一つ介在させている為、単に音を出すだけでも非常に苦労をしますし、習い始めは本当に地味な作業の繰り返しになりますので、早くピチカートでジャズのウォーキングをボンボン弾いてみたい欲求に駆られましたが、ちょっとだけ我慢です。

基礎をしっかりと学べば、次第に簡単なエチュードが弾けるようになり、段々とアルコの楽しさが分かってきます。ジャズ以外の好きな曲のメロディを弾いたりすると、周囲からのウケも良いです(^^♪

もともと私の場合は、コントラバスの基礎の基礎から学ぶためにレッスンに通い始めましたのでアルコを学ぶ事に対して抵抗は全くありませんでした。

むしろクラシックも対応出来る先生で良かったと思うくらいです。

ジャズを演奏する上で必ず必要となる奏法ではありませんが、音程を鍛えたり表現に広がりを持たせるなどのメリットも多くあります。

基礎的な部分だけでも良いかと思いますので、機会があればアルコを学んでみる事もお勧め致します。

まとめ

今回は『ジャズでもアルコって必要?弓弾きを習って感じたメリット』というテーマでお送りしてきました。

・アルコは音程を鍛えるのに適しているので、結果的にピチカートの実力向上にも役立つ。
・演奏表現の幅が広がるので、ジャズ以外のジャンルも楽しめるようになる。

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