今回のテーマは『ツーファイブワン進行の見つけ方について。ベースを使えば簡単!』です。
ジャズにおいてツーファイブワン進行は非常に良く出てくるパターンである事についてお話をさせて頂きました。
しかしツーファイブワン進行はメジャーとマイナーの両パターンが存在しているので、合計で24パターンある事になります。
即座に見つけられれば非常に便利なのですが、全てを丸暗記するのも大変で心が折れてしまいますよね…。
そこで今回は暗記せずとも、ベースを使えばツーファイブワン進行を見つけられる方法をご紹介させて頂きたいと思います。
ツーファイブワン進行を確認
まずはメジャーとマイナーのツーファイブワン進行を確認していきたいと思います。
これらを丸暗記となりますと、やはり辛いですよね(;^ω^)
本来は「五度圏(サークルオブフィフス)の表」というものを用いて、ツーファイブワン進行を探していくのが最もポピュラーな方法のようです。
様々な音楽関連サイトで使用方法が解説されておりますが、ツーファイブワン進行を全部丸暗記する方法よりは、サークルオブフィフスを用いて音程に関する知識を基にしながら考えて学習した方が理解は深まるかと思います。
こちらの方法が合っている方であれば全然問題無いのですが、私の場合はベースを用いて視覚的に導き出す方法で慣れていきました。
ベースでツーファイブワン進行を導き出す方法
まずは2つのパターンを覚えて下さい。
「暗記が必要じゃないか!」とのお叱りを受けそうですが、ご安心下さい。本当に簡単な形を覚えるだけで結構なので、是非挑戦してみて下さい!
メジャーツーファイブワンの形
□にはCだったりB♭だったりの音名が入ります。これがメジャーのツーファイブワンの形になります。
マイナーツーファイブワンの形
メジャー同様に□には音名が入ります。
Ⅴに当たる2番目のコードは「□7」とだけ表記される事もありますが、その場合でも(♭9)は付いているものだと思って頂いて結構です。
まずはこの2つのパターンを覚えて下さい。
基本的にこのパターンが出てきたら「ツーファイブが来た!」と思って頂いて良いかと思います。
ベースの指板から音を求める
後はベースを用いて□に当てはまる音を求めていくだけです。
ツーファイブワン進行の表を確認頂くと、メジャーもマイナーも□に当てはまる音の順番は共通ですよね。Ⅱが「C」であれば「C→F→B♭」と言う具合です。
勘の良い方は表を眺めただけで気づかれるかもしれませんが、ここである法則が見つけられます。
ベースの指板で基準となる音から位置(フレット)は変えずに、1弦(G弦)の方向へ音をずらして行ってみて下さい。
「C→F→B♭」も全て指板で確認するとそのような音の並びになっているはずですし、Ⅱに該当する始めのコードに他の音を入れて試してみても、同じように進行表の音が導き出せるはずです。
頻繁に曲を練習していれば、次第にツーファイブワン進行を見つけられるようになりますが、慣れるまではこの方法を用いて導ぎ出すのが良いと思います。
同じ五度調弦であるギターにも応用出来ますので、是非試してみて下さい。
まとめ
今回は『ツーファイブワン進行の見つけ方について。ベースを使えば簡単!』というテーマでお送りしてきました。
・五度圏の表(サークルオブフィフス)を用いてツーファイブワン進行を導き出す事が最もポピュラーな方法である。
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