楽譜を覚えてソロに挑戦!【ジャズ・スタンダード・バイブル FOR ADLIB】

教材

今回のテーマは『楽譜を覚えてソロに挑戦!【ジャズ・スタンダード・バイブル FOR ADLIB】』です。

ジャズにおけるアドリブソロの方法については別の記事でもいくつかお話しておりますが、今回ご紹介する本も「理論がまだ理解出来ていない…でもすぐにセッションでソロを弾いてみたい!」という初心者の方にとっては非常に有難い内容になるかと思います。

この本でソロ演奏を楽しんでみましょう!

書籍情報

書籍名:ジャズ・スタンダード・バイブル FOR ADLIB 50の名曲で学ぶ実践アドリブ構築
著者:納 浩一, 青柳 誠, 布川 俊樹

大きな書店や楽器店であれば、簡単に入手出来ると思います。
私も近所の楽器店で購入しました。

どんな内容?

ジャズ・スタンダード・バイブル(通称:黒本)の姉妹本のような存在で、黒本から厳選された50曲に対応した模範アドリブ集となっております。

日本が誇るジャズベーシスト納浩一さんを始めとした3名のミュージシャンによって監修されており、更に付属しているCDには模範演奏が収録されている為、雰囲気のある演奏方法等のヒントも得られます。
昔から音楽関連の教本を買う度に「CDが付いていて良かったぁ~」と思う事が多々ありますが、今回も同様です。百聞は一見に如かず。

但し模範演奏は20曲のみとなります。
出来れば全曲分の演奏を聴いてみたかったので、この点が唯一残念と思われる所でしょうか?

対象としている楽器を限定していない所も良い点だと思います。
一応4つの管楽器の音域に区分して、それぞれアプローチ方法について解説がありますのでベースにも応用可能です。

フレーズが記載された譜面は初級用譜面と中・上級用譜面の2種類に分けられています。
それぞれ1コーラス、見開き1ページで確認出来るようなレイアウトになっておりますので、演奏時に譜めくりをする手間はありません。

まず最初は1コーラス目の初級者用譜面で演奏してみるのが良いと思います。
音の数が必要最低限に抑えられている感じなので、「弾き過ぎないソロ」を意識する事が出来るようにもなりました。

一方、2コーラス目の中・上級者用譜面は音数だけで無く、リズムパターンも多少複雑になってきますのでコピー自体の難易度もそこそこ高い感じがしました。

楽器を限定していないとは言え、ところどころに登場する早いパッセージが、やはり管楽器を意識したものと感じる部分がありました。

コントラバスだと若干弾くのが辛いかもしれませんが無理だと思ったら音域を変えたり、音数を減らしてみる等して自分なりにアレンジしてみるにも勉強になると思います。

良質なフレーズが2コーラス分も記載されているのですから、全部覚えてしまえば実際のセッションでもそのまま使えてしまいます。
自分でアドリブソロが構築出来なくても、2コーラス演奏出来てしまいますね!これは嬉しい(^^♪

また、所々に出てくるコラムが充実しています。
この点が譜面びっしり構成の黒本と異なり、練習で息が詰まった時に目を通してみると意外なアドリブソロに関するヒントが得られたりします。

感想

私がジャズを始めた当初に出会っていたら良かったと思う一冊です。
当時もフレーズ集が全く無かったというわけではありませんが、曲の一部分だけであったり、1コーラス分掲載されていたとしても、非常に高度なテクニックを要求されるものだったり…。

一方この教本はジャズは勿論の事、楽器を始めたばかりの方でも演奏出来るレベルの譜面作りをしている事から、著者の初心者に寄り添ったスタンスを感じる取る事が出来ます。

初心者の方から上級者の方まで、セッションの引き出しとして使えるフレーズが沢山ありますので、私も引き続きスタンダード曲の練習時には、この教本も併せていく事で表現の幅を広げて行ければと思います。

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