形を覚えた後に必要になること
スケール上で3度跳躍を弾けるようになったら、次はコード進行の中で「このコードではどの音に着地したいか」を決めてみると、練習の見え方が少し変わってきます。
跳躍を最初から最後まで途切れずに使う必要はありません。あるコードへ向かう短い部分だけに使い、次のコードで音を落ち着かせる、という考え方でも十分に試せます。
まずは形を弾くことだけに集中せず、コードが変わるところでどんな響きになるのかも一緒に聴いてみても良いかと思います!
開始音と着地音を先に決めてみる
練習を始める時は、先に着地音を一つ決めてから、その音へ向かう3度跳躍を探してみても良いかと思います。着地する音が決まると、跳躍の終わりがはっきりするため、ただスケールを往復する時とは違う感覚になりやすいです。
開始音は、着地音へ自然につながりそうな位置をいくつか試してみる場所です。最初から「正しい開始音」を当てようとせず、弾いた後にコードと合わさった響きを聴いてみると、選び方の手掛かりが見えてくるかもしれません。
短い進行を一つ選ぶ
曲全体を使おうとすると、コードの変化と跳躍の形を同時に追うことになります。まずは短い進行だけを取り出し、コードが変わる場所を確認してみましょう。
はじめに各コードで着地したい音を決め、その前に3度跳躍を置いてみます。うまくつながらなければ、跳躍の向きを変えたり、途中を休符にしたりして構いません。
短いまとまりだけで、どんな響きになるのか確認してみても良いかと思います!
着地を変えずに開始音を試す
一度に開始音も着地音も変えると、何が弾きやすさや響きの違いにつながったのか分かりにくくなります。そこで着地音はそのままにして、開始音だけを変えてみる方法があります。
同じ着地音でも、少し離れた位置から向かうのか、近い位置から入るのかで、跳躍の印象は変わります。指板上で無理なく弾ける形かどうかも含めて、いくつか比べてみてください。違いが分かりますでしょうか?
反復練習から短いソロへ移す
開始音と着地音の組み合わせが一つ見つかったら、それを何度か反復して、コードの変化に対して置けるようにしてみます。ただし、跳躍のパターンを長く続けることだけが目的ではありません。
たとえば跳躍を短く使った後に長い音を置く、次のコードでは休符を入れる、といった形にすると、練習した動きが短いソロの一部として見えやすくなります。
最初は跳躍を一部分だけ使い、残りを休符や長い音にしても構いませんよ!
同じ進行で繰り返すうちに、着地する場所だけは保ちながら、その手前を少しずつ変えてみるのも面白そうです。形を崩さずに弾く練習と、形を必要な分だけ使う練習を行き来すると、選択肢が増えていくのではないでしょうか。
弾きにくい場所を小さく切り出す
コードが変わる直前で手が止まる時は、進行全体を最初からやり直すよりも、引っかかった前後だけを切り出してみても良いかと思います。
着地音まで届かないのか、開始音が取りにくいのか、跳躍の後に次の音へ進みにくいのか。困る場所を小さくすると、見直したい点も絞れます。
同じような場面が出てきた時に、「ここ前にも引っかかったな」と気付くきっかけにもなるかと思います。
基本の練習に戻って確認する
コード進行の中で迷う原因が、開始音や着地音の選び方ではなく、3度跳躍の並び自体にあることもあります。その時は無理に進行へ合わせ続けず、基本形へ戻ってゆっくり確認するのも一つの方法です。
3度跳躍の基本形とスケール練習の入口はこちらで確認できます。

形を確認してから、もう一度短い進行へ戻ってみてください。形を確認する練習と、コード進行で着地を考える練習を分けておくと、どこで迷っているのか整理しやすくなると思います。

コメント