今回のテーマは『コントラバスの2フィンガー奏法の基礎練習について。ソロで大活躍!』です。
ツーフィンガーと聞くと「それはエレキベースの事でしょう?」と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、実はコントラバスでも使われる奏法です。
私もエレキベースでは当たり前のように使っていたのですが、コントラバスにおいてはレッスンの場で初めて挑戦しました。
そんなツーフィンガー奏法についての魅力や基礎練習の方法等、学んできた事をご紹介したいと思います。
ツーフィンガーを使う場面
関連する内容として前回ピチカートに関する記事を書きましたが、主にワンフィンガー奏法についてでした。
2本指によるピッキングにも言及しておりますが、「人差し指と中指を添えて1音を出す」と言う点では、今回のツーフィンガーとは異なります。
ある日レッスンで課題曲を弾いていたところ、先生から「しんどくないですか?」との指摘が。
丁度ソロを弾いていた時なのですが、ウォーキング同様にワンフィンガーでソロを弾いていた時の表情や音がいっぱいいっぱいだと(;^ω^)
確かに2ビートや4ビートのリズムであれば、多少テンポが速くなってもワンフィンガーで弾き切る事も出来ますが、8分や16分を使ったソロとなると結構キツイです。
そんな時に提案されたのがツーフィンガー奏法でした。
エレキベースとコントラバス。
同じベースですが楽器としては完全に分けて考えていましたので、エレキベースの奏法をコントラバスにも流用出来る点がある事に少し驚きました。
コントラバスでのツーフィンガー練習方法
しかし楽器も大きければ弦も太い。
エレキベースの要領では簡単に弾く事が出来ません。
やはり流用出来るテクニックでありながら、相応の基礎練習が必要になってきますので私が課題で練習した内容をご紹介します。
まずはこの譜面をご覧下さい。
使う弦はGとDの開放弦2つ
出てくる音はGとDの音だけです。
もちろんその際の弾き方は、人差し指と中指によるツーフィンガーです。
ソロを弾く際にA弦とE弦の使用はそこまで頻度が高くないので、先生からのアドバイスとしては、まずはG弦とD弦を優先していくのが良いとの事でした。
まずはゆっくり、確実に弾き切る
始めはメトロノームを鳴らさなくても良いので、ゆっくりでも確実に弾いてみて下さい。
ある程度弾けるようになってきたら、メトロノームを鳴らした練習に入ります。
この時気を付けた点としては2点。
レイキングとは片方の指を連続して使う事で、演奏は非常に楽になるのですが、これを使うと練習効果が下がってしまいます。
「交互に指を使って音を出す」事が大切なので、そこを意識してみて下さい。
かなり意識しないと、うっかりレイキングしてしまいます…。
色々なパターンも試してみる
人差し指から弾き始めたら、中指から弾き始めるといった具合でパターンを変えてみると効果的です。
結構感覚が異なるので、思っている以上に難しいです(;^ω^)
一通り弾いたら、練習パターンを増やす為に譜面を逆さまにします。
同様に左上から弾いて行きます。
ここでもG弦開放とD弦開放で練習していきたいので、あくまで書かれている音符は記号的に捉えます。
逆さバージョンでは高い音をG弦開放のソ、低い音をD弦開放のレと置き換えて弾いてみて下さい。
そうすると違ったパターンとして練習フレーズが浮き出てきますので、それも練習していきます。
たった一枚の譜面を使う事で、基礎練習としては十分な事が可能です。
特にソロにおいて表現の幅を広めたい方は、是非挑戦してみて下さい。
まとめ
今回は『コントラバスの2フィンガー奏法の基礎練習について。ソロで大活躍!』というテーマでお送りしてきました。
・エレキベースと比較し、弾くときの動きが大きくなる等の差異があるので、独自の基礎練習は必要。
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