和音の響きを捉える!単音楽器プレイヤーのコード感覚を鍛える方法

練習・レッスン

今回のテーマは『和音の響きを捉える!単音楽器プレイヤーのコード感覚を鍛える方法』です。

ジャズにおけるコードの重要性や練習方法について別の記事でお話させて頂きましたが、更に違う視点での練習方法についてお伝えしようかと思います。

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コードの構成音を導き出せるようになったら

地道な練習を繰り返した結果、コードを見てすぐに構成音を導き出せるようになったとします。

練習している内に手が覚えてしまっている面もあるのですが、しっかりと理屈付けて説明出来ればクリアしたという認識で大丈夫だと思います。

初心者の方がここまで辿り着ければウォーキングベースやソロをある程度出来るようになるので、ジャズも楽しくなってくるはずです。

しかし疎かになってしまっている点も後々気付きます…。

ハーモニーを意識出来ているか?

ウォーキングベースを弾く際、ベーシストは基本的にルートの音を中心に弾いてコード感を出していく事が仕事になりますが、自分の出している音がアンサンブルの中で調和が取れているかという点にまでは意識を持っていく事が出来ておりませんでした。

ピアノやギターのバッキングと、自分の弾くベースのルートの音。

これらが「ハマっている」という事までが意識出来て、初めてコードを理解した事になります。

自信を持って弾いていた音が実は外れた音程である事も考えられますので、ここでも耳を使った訓練が必要になってきます。

コードの感覚を身に着ける練習法

では実際にどのような方法でコードを感覚を身に着けていけば良いのでしょうか?
私が先生より教えて頂いた練習方をご紹介します。

コードの構成音、即ちコードトーンを把握出来るようになっているのであれば、ピアノやキーボード等の鍵盤楽器で弾いてみる事は可能ですね。

「C7」というコードを例に説明します。C7のコードトーンは「C、E、G、B♭」ですね。

コードを音を弾く

この4つの音を同時に弾くと「C7」の和音が得られますので、何度も弾いてみて音の雰囲気をまずは覚えて下さい。

1つのコード構成音だけを抜いて弾いてみる

次はルートの「C」だけを抜いて「E、G、B♭」だけ弾いてみます。さっきと比較すると音の厚みが減りますね。

抜けた音を自分で歌う

続けてその減った部分である「C」の音を自分の声で埋めてみて下さい。

自分の口からは「ドー」と発声し、鍵盤では「E、G、B♭」を同時に慣らしている状態です。
そして鍵盤で「C、E、G、B♭」を弾いた時と同じ響きになればOKです!

同じように「E」だけ鍵盤の音を抜いて…という具合に他のコードトーンでも練習してみて下さい。

この練習を繰り返す事が聴音力を鍛える事になり、コードの響きが分かるようになってきます。

ちなみに先生は「C」の音を聴くだけで「C7」のコードが頭に鳴っているとの事!

それ位の感覚が身に着けられるまでには相当の時間と訓練が必要ですが、ベーシストに限らず単音楽器のプレイヤーにも共通して役立つ事だと思いますので、是非参考にしてみて下さい。

まとめ

今回は『和音の響きを捉える!単音楽器プレイヤーのコード感覚を鍛える方法』というテーマでお送りしてきました。

・コードの構成音は別々に捉えるのではなく、他の構成音も一緒にハーモニーとして意識出来るようにする。
・ベーシスト以外の単音楽器奏者にも有用な練習法。練習にはピアノなキーボード等の鍵盤楽器を用いると効率的に練習出来る。

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