今回のテーマは『リズムの苦手意識を無くす!リズムトレーニング法について』です。
ジャズにおいてピアノ、ベース、ドラムはリズム隊と呼ばれます。
その名の通りアンサンブルではリズムキープの担い手となるパートとなりますので、リズムに関しては特に理解を深めておかなくてはなりません。
しかし…私はリズムに対して非常に苦手意識を持っていました。
「リズム感が無い」と言われた事はありませんが、譜面を見て即座にリズムパターンを思い浮かべる事が出来なかったのです。
要するに読譜力の弱さではあるのですが、音程はすぐに把握出来る一方でリズムの把握が甘かったので、レッスンで特訓をしました。
その時に実施したトレーニング方法をご紹介させて頂ければと思います。
様々なリズムパターンを知る
まずは下記の楽譜をご覧下さい。
まずはこちらから練習!
PartⅠに慣れてきたら、PartⅡに挑戦!
私がレッスンで実際に行ったリズムトレーニングを譜面にしてみました。
どのようなリズムパターンが存在するのか、敵を知ります。
3連符、休符、譜点4分音符やタイ等を使用した様々なリズムパターンが表記されているので、ここのパターンを何回も繰り替えして練習する事で、かなり強化出来たかと思います。
リズムのトレーニング方法
譜面を使って、下記の通りトレーニングをしました。
声を出して確認する
見ているだけでは練習になりませんので、声を出して確認する事が大事です。
その際は「ター、ター、タタタ」のように音程は全く気にせずにリズムだけに集中する形で問題ありません。
手で4分の指揮を取る
声を出すのにプラスして、手で4分の指揮を振ってみて下さい。
慣れていない内は譜割が細かくなると、たった1小節の中でも位置を見失う事がしばしばありますが、しっかりと指揮を取る事で防ぐ事が出来ます。
テンポはフリーでOK
いきなりテンポを指定しても良いのですが、慣れない内はフリーテンポで練習した方が良いと思います。
意識する事が増えてしまうので、習得までかえって時間が掛かってしまう事が考えられます。
結局フリーでも練習して身に付いてしまえば、どんなテンポでもクリア出来てしまいますので、まずは確実にリズムを把握する事に意識を最大限に向けてみる事をお勧め致します。
音楽の三要素
物事には様々な三要素と呼ばれるものが存在します。
映画の三要素だったら「脚本、映像美、役者の演技」
絵画の三要素だったら「色、形、遠近感」
こんな風に言われておりますが、音楽の場合は下記の3つです。
どれも欠かす事が出来ない要素なのですが、先生はこのように言っていました。
「リズムと言う土台が無いとメロディもハーモニーも成り立たない。」
三要素として並びたてられていますが、実は根幹を成しているのがリズムなんですよね。
トレーニングを通じてリズムも強化出来ましたし、それによって更にリズムの重要性も認識する事が出来ました。
私と同じようにリズムで悩んでいる方は、是非この方法で練習してみて下さい。
まとめ
今回は『リズムの苦手意識を無くす!リズムトレーニング法について』というテーマでお送りしてきました。
・リズムを練習する際も、しっかりと声を出して耳を鍛える事が重要。
・リズムは土台。土台無くして音楽は成り立たない。
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