ジャズスタンダード研究会1 『C Jam Blues』

セッション

今回のテーマは『ジャズスタンダード研究会1『C Jam Blues』』です。

ピアニストの友人とベーシストの私によるセッション初心者同士の二人が、あれこれ試しながら音を出してみるという軽い感じのセッション体験記です。

感じた事や気づきを共有させて頂きたいと思いますので、お付き合いの程宜しくお願い致しますm(__)m

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課題曲

C Jam Blues

曲は1942年にDuke Ellingtonによって作曲され、様々なジャズミュージシャンに演奏されています。

タイトルの通りCメジャー12小節のBluesで、テーマ部分はドとソの2音のみで構成されています。

私が参考音源としてよく聴いているのが、Oscar Peterson Trioによるテイクです。

さすが鍵盤の皇帝を呼ばれたピアニスト。
88鍵をフルに活用して、とても楽しそうに演奏しますよね。この雰囲気が大好きです。

ベースのRay Brownも教科書的な存在でとても勉強になります。

選曲理由

ジャズを習い始めたばかりの友人が、入門の課題曲として取り組んでいたのがC Jam Bluesだったので、私が友人に合わせる形にしたのが選曲した理由です。

非常にシンプルで覚えやすさもありますので、2人で合わせる初セッションには丁度良い課題だったと思います。

ちなみにジャズの入門曲としてブルースが選択される事は良くあるのですが、ピアニストの方はF Bluesでは無く、C Bluesから入るというパターンは多いのでしょうか?ちなみに私はがっつりF Bluesから入りました(^^♪

編成形式

Bass(koba)とPianoによるデュオ

アナライズ

曲構成はBlues形式の12小節です。
キーはタイトルや調号からもCメジャーと判断出来ます。

9~10小節と12小節は「Dm7-G7」のツーファイブ進行となっております。

セッション実践

基本的にBluesは速いテンポで演奏される事が多いのですが、初セッションという事もありましたので、まずはゆっくり目の80から。アプリで鳴らしたドラムに合わせてテーマを弾いていきます。

Bluesのテーマは2コーラスというお約束を踏まえ、ピアノは特にメロディフェイクを入れず、ストレートにテーマを弾きます。この時私のベースは2ビートでした。

Bluesの場合はテーマからバシバシとウォーキングするパターンもありますが、取り敢えず「テーマ=2ビート」のお決まりに従いそのまま実践。

ピアノソロに入ると4ビートにチェンジ。
コードトーンを中心にラインを構成していきますが、特に可も無く不可も無くといった印象の演奏に。

ウォーキングなので基本的には低音域での演奏を中心としていますが、もう少し縦の動きを入れられれば更に良いですね。あまり高音域ばかりだと他の邪魔となってしまいますが、このあたりはバランスを考えて。

ソロに関してはお互い「Bluesにハマる」でお馴染みのブルーノートスケールを中心に自由に弾いてみます。

ちなみにブルーノートスケールって、とても便利だと思いませんか?

初心者で「メジャースケールでソロ」となると、ドレミファソラシド…と音階を上下するだけの動きになりがちですが、ブルーノートスケールだと上下運動するだけでも、それなりのソロが出来てしまいます。

使いすぎるとクドい感じになってしまいますが、難しい事を考えずにソロの楽しさを感じる事が出来るので、とても初心者には有難いスケールだと思います。

まとめ

今回は『ジャズスタンダード研究会1『C Jam Blues』』というテーマでお送りしてきました。

・色々出来るドミナントコードが目白押しなので、もっとリハーモナイゼーションを駆使して表現に変化を加えられれば良かった。
・一曲通してブルーノートスケールで遊べるので、思う存分響きや使い方を学ぶ。
・初心者向けとされる曲だが、あまり難しく考えずに演奏が楽しめる。Blues最高。

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