コントラバスが弾き辛い時!専門店で診断・調整してもらう事の大切さ

楽器・機材

今回のテーマは『コントラバスが弾き辛い時!専門店で診断・調整してもらう事の大切さ』です

どうしても楽器の上達というと「楽器をとにかく弾く」とか「多くの理論を覚える」のような考えに偏ってしまいがちなのですが、「楽器の調整」というメンテナンス面も非常に大切であると気付かされたエピソードをご紹介したいと思います。

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楽器が弾き辛いと感じる原因を探ってみる

楽器を入手してレッスンにも通ってと日々充実して練習を続けていたある日、違和感を感じてきます。

「手が疲れやすいし、音が出しにくいな…」

楽器購入時には一通り本体のチェックをして頂いていますし、自分で調べられる範囲でも特に故障とか不具合が生じている感じでは無さそうです。

そうなると自分の演奏方法に疑問を持ちます。
もっと力を抜くだとか、姿勢を変えてみるとか色々試行錯誤をしてみるのですが一向に改善されていきません。

原因を探る為、一度先生にも見てもらおうと自分の楽器を持参して弾いて貰ったところ、やはり楽器自体に問題は無いとの事なのですが「ジャズ向けに楽器の調整がされていないのでは?」との指摘が。

ジャズ向けの楽器調整と言われても当時は全くピンと来なかったのですが、クラシックは弦高を高めに設定する傾向があり、ジャズはピチカートを中心に演奏されるので低めに設定される傾向が一般的のようです。

どうやら私の楽器はクラシックで弓弾きをするのには最適な弦高のようですが、指弾きには適していない事が判明しました。

まずは楽器の状態や希望を細かく伝える

先生からオススメのお店を教えて頂いたところ、丁度通えそうな場所でしたので早速連絡をしてみます。
お店は天沢バイオリンさんです。

まずはメールで楽器の概要や依頼事項を伝えました。
大体下記のような内容だったと思います。

楽器概要

・Gliga(VIolin shape Flat back)2002年制作
・2013年12月1日にクロサワバイオリン様にて購入(以来一度も調整に出したことは無し)
・弦高がG弦で約7mm、E弦で10mm

見積依頼事項

・弦高調整でG弦を5mm、E弦を7mmくらいに調整
・その他全体の健康状態のチェック

弦高調整を目的とした依頼でしたが折角の機会なので全体を見て頂き、気になる点も指摘して貰おうと思いました。

お店へ持参して調整

調整は持参した日に完了し、所要時間も1時間程度だったと記憶しています。

近くで作業を見させて頂きましたが、駒と呼ばれる部分を微調整しながら削っていくんですね。
このような細かな作業は「ちょっと位なら…」と素人が手を出してしまいがちですが、絶対失敗しますので素直に職人さんにお任せした方が良いです(^-^;

今回はG弦とE弦の弦高調整のみを伝えておりますが、しっかりD弦とA弦も調整してくれるのでこのような伝え方で大丈夫でした。

職人さんからのアドバイスとしてアジャスター付きの駒もあり、それであれば自分で弦高調整が出来るので便利だという情報も頂きました。駒の交換や再度の弦高調整時に検討してみたいと思います。

家に帰って早速弾いてみると驚くほど弾きやすい!
変な力の入れ方も改善されたので手の疲れも無くなり、楽器調整の重要性を改めて感じさせられました。
とにかく感動した事を覚えています(^^♪

ほんの数ミリの調整で、大きく演奏性も変わってきます。
ちょっとでも違和感を感じたら、是非楽器の調整を検討してみて下さい。

まとめ

今回は『コントラバスが弾き辛い時!専門店で診断・調整してもらう事の大切さ』というテーマでお送りしてきました。

・少しの調整でも演奏性が大きく向上する事があるので、違和感を感じたらメンテナンスの相談を。
・弦高の調整を頻繁にするようであれば、アジャスター付きの駒を使用してみるのがオススメ。

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