ジャズスタンダード研究会7『Autumn Leaves Part2(Trio編)』

セッション

今回のテーマは『ジャズスタンダード研究会7『Autumn Leaves Part2(Trio編)』』です。

普段はピアニストの友人とベーシストの私によるセッションを研究会と称してご紹介してきましたが、ついにトリオでの身内セッションが実現致しました!

トリオ編成になった事で感じた事や気づきを共有させて頂きたいと思いますので、お付き合いの程宜しくお願い致しますm(__)m

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今回の課題曲

Autumn Leaves

選曲理由

新メンバーとして遊びにきてくれたのがギタリストで、ギターを始めて3年ほど。
普段はロックのコピーを中心に演奏しているとの事ですが、ジャズ演奏は初めて。

色々なジャンルのギターを弾いてみたいという熱意に溢れた若者のジャズデビューを応援する為、彼の希望に合わせてスタンダードの「Autumn Leaves」を選曲しました。

とにかく今回は「ジャズは楽しい!」と彼に思って貰える事を第一に考えて、セッションの進行を心掛けました。気分だけはホストミュージシャンですね(^^♪

編成形式

Bass(koba)とPianoとGuitarによるトリオ

事前準備

いつもの2人であればスタジオ入室5分でセッション開始となるのですが、今回はジャズ初演奏であるギタリストの緊張を解く事から開始。

まだ五線譜が読めないので、スマホで撮影した動画でメロディを確認しながらテーマやアドリブの準備を進めていました。

メロディを弾くのに効率の良い運指やベースで弾く場合のアプローチと比較をしてみたりとか、一応同じ弦楽器奏者として出来るアドバイスは出来るだけ時間を掛けてゆっくりとやっていきました。

「まずは習うより慣れろ!」という方法で、ガンガンセッションを仕掛けていく方もいるかと思うのですが、この辺りは人それぞれですね。
そんな簡単な個人練習の結果、場の雰囲気も更に良くなって演奏の固さが薄れていきます。

こういうのって音で明確に現れるものですよね。
技術だけでは無く、演奏しやすい雰囲気作りも大事に出来るプレイヤーが良いバンドセッションを作っていくのだと思います。

セッション実践

まずはテンポ100から。
一つ一つの音を確認しながら弾いていくのには丁度良い感じで、メンバー全員も余裕を持って演奏に取り組めていました。ドラムはアプリで鳴らしていきます。

いつもはピアノによるテーマ演奏を今回はギターで挑戦しますが、楽器が変わると雰囲気も大分違ってきますね。ギターは少しメロディフェイクを入れつつ、無事にテーマを完奏。練習してきた成果が出せたようです。

続いてソロに移るのですが、まずは1コーラスずつソロを回していきます。

初セッションでのギターソロはどんな音が飛び出すのかと想像していたのですが、ロックっぽさは無く、しっかりとジャジーなフレーズを弾きこなしていましたΣ(・□・;)
Gマイナースケール一発でのソロですが、音使いを凄く研究してきた印象です。

クラシックを中心としてきたピアニスト、ロックを中心にしてきたギタリスト。
それぞれのソロは違いも顕著で面白いですね。こういう部分も自分のソロに取り入れる要素になり得ますので勉強になります。

途中ギターがロストする場面もありましたが、ピアノやベースで簡単にメロディを弾く事で場所を教えてあげるといった導きも出来ました。

この対応は自分だけでは無く周囲にも意識が向いていないと出来ない事なので、今回のセッションで出来た事は私にとっても大きな収穫でした。

経験差のあるメンバーでのセッションは、レベルを未経験者サイドに合わせていく必要があります。
経験者サイドにはメリットが見えずらいかもしれませんが、教える事で知識の再確認が出来ますし、「上手く演奏が出来るように導く」というスキルの上達にも繋がってきます。

今後も色々な方とセッションしてみたいですね。

まとめ

今回は『ジャズスタンダード研究会7『Autumn Leaves Part2(Trio編)』』というテーマでお送りしてきました。

・自分では当然となっている事も他人に教える事で知識の再確認が出来る。
・良いセッションは良い雰囲気から。特に未経験者を受け入れる際はその点を重視していきたい。

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