ジャズスタンダード研究会8『Billie’s Bounce』

セッション

今回のテーマは『ジャズスタンダード研究会8『Billie’s Bounce』』です。

ピアニストの友人とベーシストの私によるセッション初心者同士の二人が、あれこれ試しながら音を出してみるというの軽い感じのセッション体験記です。

感じた事や気づきを共有させて頂きたいと思いますので、お付き合いの程宜しくお願い致しますm(__)m

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課題曲

Billie’s Bounce

私が参考音源としてよく聴いているのが、作曲者でもあるCharlie Parkerによるテイクです。
Charlie ParkerはDizzy Gillespieと共にビバップのスタイルを築いた偉人です。

1945年にアメリカのアルトサックス奏者であるCharlie Parkerによって作曲されました。

選曲理由

「ブルースで始まりブルースで終わる」と言っても過言では無い位に、ジャズにおいては重要な曲です。

私もレッスンの課題曲はブルースからでしたし、セッションでもブルースを一番始めに演奏してブルースで締めをしていたのを経験しているので、その重要性は認識しております。

実は以前にもブルース曲を研究会のテーマとして取り上げているのですが、キーがCの「C jam blues」でした。

より演奏頻度の高いFのブルースを経験しておくという目的で選曲しましたが、もっと早く取り組んでいるべきセッションでしたね(;^ω^)

今回は「Billie’s Bounce」ですが、このコード進行を習得してしまえば下記のFブルースも同様に演奏出来てしまいますのでお得な曲でもあります。私は楽譜無しでも弾けるように練習しました!

・Au Privave
・Bag’s Groove
・Cool Struttin’
・Now’s The Time
・Straight, No Chaser
・他『Blues in F』形式の曲

編成形式

Bass(koba)とPianoによるデュオ

アナライズ

曲構成は「ABC」形式のブルースなので12小節ですね。

キーはFブルースと呼ばれている通り「F」なのですが、理論上出てくるはずのコード「F△7」が出てきません。

これはブルース特有の音やニュアンスであるブルーノートを表現する為、敢えてメジャーコードでは無くてドミナントコードである「F7」に置き換えられています。

ツーファイブ進行は「Am7-D7」と「Gm7-C7」が確認出来ます。

セッション実践

非常に速いテンポで演奏される事が頻繁にあるので、出来るだけテンポは上げたかったのですが、曲の理解を最重視しましたので100~120のテンポを設定。

ウォーキングやソロ以外に、テーマもベースで演奏出来るようにしました。

8小節目に「Am7-D7」、また9~10小節目と12小節目にも「Gm7-C7」のツーファイブ進行がありますので、ウォーキングとソロフレーズを当てはめて弾けるようにします。

また「C jam blues」と同様に、全てブルーノートスケールを使用したソロを取る事も可能です。

1コーラスが12小節と短いので、ソロに関しては10コーラス程度弾けるように練習をしました。

しかし私のような初心者が全てブルーノートスケールのみで弾き切ろうとすると非常に単調なフレーズばかりになってしまいますので、コードトーンを中心にしたりメジャースケールを使用してみたりとアプローチ方法が偏らないように注意しました。

まとめ

今回は『ジャズスタンダード研究会8『Billie’s Bounce』』というテーマでお送りしてきました。

・ジャズの基本となる曲でセッションでも頻繁に演奏される為、出来るだけ早めに慣れておく。
・他のFブルース曲も演奏出来るようになるので、テーマを含めて暗譜で演奏出来るくらいに練習しておくと吉。
・ブルーノートスケールでソロを演奏する事が可能。弾き込んでブルースのニュアンスを掴む。

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